今回ご紹介するのはブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラスです!

[物件概要]

売主:東京建物 東栄住宅
設計:三井住友建設東京建築支店一級建築士事務所
デザイン監修:光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所
施工:三井住友建設
予定価格:4300万円台~8000万円台
専有面積:55.11㎡~91.16㎡(トランクルーム面積0.25㎡~0.50㎡含む)
総戸数:253戸
規模:17階建て
交通:京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅徒歩5分
所在地:東京都多摩市関戸一丁目
竣工予定:2024年11月中旬

駐車場:90台(機械式:89台、身障者用:1台)
駐輪場:324台(ラック式(垂直昇降ラック式164台、スライドラック式77台含む)241台、平置き(平置式28台、子供用平置式50台含む)78台、レンタサイクル5台)
バイク置場:3台
ミニバイク置場:12台

地図はこちらです↓

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

聖蹟桜ヶ丘駅の北側、多摩川沿いにて開発中の「サクテラス」、タワー棟(520戸)に続いてテラス棟(253戸)のデビューとなります。

タワー棟は聖蹟桜ヶ丘駅の東口から徒歩5分でしたが今作は西口から徒歩5分となります。

サクテラス内の東側のタワー棟は2022年秋に入居開始、中央のテラスモール(商業棟)は2023年12月開業予定、西側のテラス棟は2025年1月入居予定となります。

テラスモールは一部テナントが決まってきていますが1階部分にコンビニが入ってくれるとより便利になりますね。京王聖蹟桜ヶ丘SCとデッキで直結する計画があるため駅からサクテラスまで下道へ降りることなく行き来できるようになると思われます。

現在でもデッキ経由で信号は回避できるなど便利ですがテラスモールのデッキが繋がると利便性がさらに向上するだけでなくSC駐車場の動線となっている道の横断歩道を渡らなくても行き来できるようになるため安全性も向上します。(デッキSC側は東京建物が絡んでおらず行政とSC主体のため今のところ最新情報なしですが繋がることは間違いないでしょう)

タワー棟西側のコミュニティガーデン(公開空地)も開放されましたしタワー棟側は歩道も広くなっているなど街の完成が目に見えた状態なのは検討しやすいですね。

日常の買い物はSC内の京王ストア、ザ・スクエアの食品館あおば、オーパのコモディイイダなど徒歩圏内でも選択肢豊富です。通学校は多摩第一小学校と多摩中学校でどちらも徒歩14分と少々距離はあります。学区はタワー棟もライバル物件となるザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘も同じです。多摩川が近いだけでなくテラス棟の西側にもエントランスガーデン(公開空地)ができるためせいせき公園と合わせてエントランス前の開放感にも恵まれます。

タワー棟が33階建てなのに対してテラス棟は17階建てと半分程度の背の高さですが形状としてはタワーマンションのようなドーナツ型、主開口部としては南向きと北向きのサンドイッチで東向きが1列です。

今作は三井住友建設のSuKKiT3工法を採用しており南向きも北向きも中央は逆梁アウトフレーム工法となることでタワー棟とは異なる外観デザインです。高さでは劣るものの重厚感では引けを取らない見た目となりますから帰宅時に「あ~タワー棟買えたら良かったのになぁ~」とならない安心感の元で購入することができるでしょう。デザイン大きく変わらずでただ背が低いだけだとそりゃタワー棟のほうが存在感でちゃいますからね。

南側と北側のダブルエントランスであることとエントランスホールが二層吹き抜けで2階にエントランスラウンジがあるのはタワー棟と同じですがエスカレーターではなくおしゃれな階段となります。メールコーナーは1階ですからその階段は飾り的な要素が強くなります。(タワー棟はメールコーナーが2階のためエスカレーターは実用的なものであった)

動線で少し気になったのが商業棟寄りにサブエントランスがなかったことです。デッキ経由での帰宅が叶うときになってみると「こっち側にも出入口があれば良かったのに~」となるかもしれません。

予定価格と間取りの一部を共有いたします!

更新記事 → ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス 予定価格と間取り②

更新記事 → ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス 第一期価格と間取り 平均坪単価約275万円

[北西角]

Aタイプ 3LDK 78.16㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 6400万円台 坪単価270万円
9階 6600万円台 坪単価279万円
15階 6800万円台 坪単価287万円

[南西角]

Bタイプ 4LDK 91.16㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 7100万円台 坪単価257万円
9階 7500万円台 坪単価272万円
15階 7800万円台 坪単価282万円

[南向き]

Cタイプ 2LDK 55.11㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 4300万円台 坪単価257万円
9階 4600万円台 坪単価275万円
15階 4700万円台 坪単価281万円

Dタイプ 3LDK 61.89㎡
3階 4800万円台 坪単価256万円
9階 5000万円台 坪単価267万円
15階 5200万円台 坪単価277万円

Eタイプ 3LDK 72.27㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 5600万円台 坪単価256万円
9階 5900万円台 坪単価269万円
15階 6100万円台 坪単価279万円

F1タイプ 3LDK 72.08㎡
3階 5600万円台 坪単価256万円
9階 5900万円台 坪単価270万円
15階 6100万円台 坪単価279万円

Gタイプ 3LDK 74.33㎡
3階 5700万円台 坪単価253万円
9階 6100万円台 坪単価271万円
15階 6200万円台 坪単価275万円

[南東角]

Hタイプ 4LDK 90.57㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 7100万円台 坪単価259万円
9階 7500万円台 坪単価273万円
15階 7800万円台 坪単価284万円

[東向き]

Iタイプ 3LDK 66.86㎡
4階 5200万円台 坪単価257万円
9階 5400万円台 坪単価267万円
15階 5600万円台 坪単価276万円

[北東角]

Jタイプ 3LDK 73.45㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

4階 5900万円台 坪単価265万円
9階 6200万円台 坪単価279万円
15階 6300万円台 坪単価283万円

[北向き]

Lタイプ 3LDK 64.34㎡

画像出典:聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス公式HP

3階 5200万円台 坪単価267万円
9階 5300万円台 坪単価272万円
15階 5500万円台 坪単価282万円

Mタイプ 2LDK 56.80㎡
3階 4700万円台 坪単価273万円
9階 4800万円台 坪単価279万円
15階 4900万円台 坪単価285万円

Nタイプ 3LDK 66.65㎡
3階 5400万円台 坪単価267万円
9階 5500万円台 坪単価272万円
15階 5700万円台 坪単価282万円

平均坪単価は約280万円です。

61㎡の3LDKはちょっと…ではありますがリビング横の洋室ウォールドアを格納できるため2LDKとして暮らすことができます。

南向きは9階以上になると冬至の時期も周辺建物の影響を受けにくく、15階以上になると眺望の抜け感も出てくるため階数による価格差が大きくなっています。北向きは低層階でもリバービューですから階数による価格差は小さいです。

間取りは東向きの中住戸が主開口部側ワイドスパンですが他は角部分を除いて一般的なスパンです。ただ、玄関クランクイン住戸が多いなど玄関前にゆとりがあるのは今の時代珍しいですね。

タワー棟にはあった各階ごみ置場がなくなるのは惜しいですが玄関前に各戸宅配ボックスとトランクルームが設置されます。各戸宅配ボックスは何度でも出し入れ可能なため入らなくなるまでは複数の業者さんが何度も開け閉め可能です。鍵は各戸宅配ボックスの関係でmiwa製となっており有償ですが玄関電子錠への変更も可能です。

タワー棟と鍵のメーカーが異なるため2棟とも所有してもぱっと見でどちらの鍵かわかるのは地味に嬉しいポイントでしょう。複数物件持ちの方であれば頷いていただけるかと思いますが鍵が同じメーカーだとぱっと見でわからないのが少々めんどいと感じることがあります。レアケースかとは思いますがタワー棟購入済みでテラス棟を買い増ししたい方には朗報でしょう。

設備仕様はディスポーザー、食洗機、リビング壁掛けエアコン、ミストサウナ、浴室ブラケットライト(オプションでダウンライトへ変更可)、トイレは古めかしくないタンク式(トイレ手洗いカウンターなしです)などタワー棟と大きくは変わりませんが主寝室にも床暖房がつきます。ZEHマンション、A・B・Hタイプのみエネファームが設置されます。線路から離れることが影響してか二重窓ではありません。

耐震構造(タワー棟は免震)、二重床・二重天井、基本天井高はタワー棟の一般フロアと同じく2450mmと高くはないのですがサッシが2200mmと約20cm高くなります。欲を言えば免震と組み合わせるなどしてフルサッシなら…求めすぎですかね。逆梁部分のバルコニーはコンクリート立ち上がりとなるため座っての眺望としては劣るのですがサッシが高いと空を近く感じやすいですし隣戸境がコンクリートとなるためプライバシー性は高いものとなるなど逆梁アウトフレーム工法だからこその魅力もあります。

ただ、角部分(東向きはすべての窓)の窓はハイサッシではないですし、タワー棟の角と異なりダイレクトウィンドウではないですから好みの問題はあれど角住戸はタワー棟のほうが魅力あると感じてはしまいました。(角部分の多くがサービスバルコニーなのでバルコニーのメリットも薄い)

共用施設は1階にランドリールーム(スニーカーも対応・カフェのような空間になっています)、3階に個室完備のワーキングラウンジがあります。タワー棟との共用施設相互利用はなく別マンション扱いです。電気室はタワー棟と同じく2階です。

周辺相場を確認しましょう!

・フランヴィーヴル聖蹟桜ヶ丘 2003年築 聖蹟桜ヶ丘駅徒歩3分 関戸4 新築時の坪単価約205万円 現在の坪単価約200万円

・シーズガーデン聖蹟桜ヶ丘 2005年築 聖蹟桜ヶ丘駅徒歩5分 関戸4 新築時の坪単価約180万円 現在の坪単価約190万円

・ファインレジデンス聖蹟桜ヶ丘 2013年築 聖蹟桜ヶ丘駅徒歩5分 関戸2 新築時の坪単価約190万円 現在の坪単価約200万円

・ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス 2022年築 聖蹟桜ヶ丘駅徒歩4分 関戸1 新築時の坪単価約270万円 新築販売中

上記相場からブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラスの将来価値を予想すると

Eタイプ 3LDK 72.27㎡ 9階 5900万円台(新築時) → 5250万円(築10年時)

となります。

あくまで今の相場での予想のため参考までにお願いいたします。

駐車場は身障者優先を除いて昇降横行式の機械式駐車場で設置率約35%、屋内のため作業中や住戸との行き来で雨に濡れないのは良いのですがサイズがかなりのかなり厳しいものとなっています。

・全長4700m×全幅1700mm×全高1550mm×重量1700kg 10台
・全長4700m×全幅1700mm×全高2100mm×重量1700kg 2台
・全長5300mm×全幅1950mm×全高1550mm×重量2300kg 8台
・全長5300mm×全幅1950mm×全高2100mm×重量2300kg 5台
・全長5050mm×全幅1850mm×全高1550mm×重量2300kg 40台
・全長5050mm×全幅1850mm×全高2100mm×重量2300kg 24台

タワー棟が希望者率40%ほどだったとのことですから設置率も少々不安です。

駐輪場はウォークスルーの専用エレベーター2台ありの2階屋内で設置率128%です。

管理費など維持費は未定でした。防災センターなしの日勤管理でコンシェルジュサービスもなし、エスカレーターなしですからタワー棟よりしっかりとお安くなってほしいですね。タワー棟と同じ維持費であれば比べた際にコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

最新記事 → ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス 予定価格と間取り②

エレベーターは3基、1基あたり約85戸ですから一般的な水準です。

周辺分譲マンションの維持費を確認しましょう!

・フランヴィーヴル聖蹟桜ヶ丘 総戸数157戸 管理費㎡単価月額約184円

・シーズガーデン聖蹟桜ヶ丘 総戸数31戸 管理費㎡単価月額約190円

・ファインレジデンス聖蹟桜ヶ丘 総戸数43戸 管理費㎡単価月額約160円

・ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス 総戸数520戸 管理費㎡単価月額約394円

建設地

【住むレーション】

[京王線]

聖蹟桜ヶ丘 8:01発
分倍河原 8:04着
府中 8:07着
調布 8:14着
千歳烏山 8:23着
明大前 8:31着
笹塚 8:34着
新宿 8:40着

聖蹟桜ヶ丘 8:08発
高幡不動 8:12着
北野 8:19着
京王八王子 8:22着

[京王ライナー(座席指定券410円)]

新宿 20:01発
笹塚 20:05着
明大前 20:08着
千歳烏山 20:13着
調布 20:19着
府中 20:27着
分倍河原 20:30着
聖蹟桜ヶ丘 20:33着

【総評】

タワー棟が選べる内はタワー棟のほうがおすすめしやすいです。テラス棟にはテラス棟の魅力があるとはいえ階数合わせで見ると値上げした後のタワー棟の価格でも大きな差がなく、それならすぐに入居できてタワマンスペックのタワー棟のほうがより満足度に期待できるのではないかなぁ~と。

とはいえタワー棟は高層階ばかりが残っているためテラス棟の低層階と比べられる部屋がほとんどありません。そのため上層階にこだわりがなかったり予算の関係で低層階しか難しい場合は自然とテラス棟での検討となります。大規模マンションが苦手というわけでなければザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘にシフトするメリットもこれと言ってないですから気に入っているならオプションなども楽しめる第一期でGOしておくべきでしょう。

記事作成時点ではタワー棟が50戸ほど残っており新築として購入できるわけですからテラス棟を見る目も厳しくなってしまいます。タワー棟を選べるうちが華ですからテラス棟から検討開始した方も迷いなくタワー棟へGOされることおすすめいたします。テラス棟のスペックや予定価格が世に出たことでタワー棟の魅力がさらに増してしまったわけですから「テラス棟の第一期で検討したおかげでタワー棟が間に合った」とプラスに考えるべきでしょう。

テラス棟を単体で見れば一般的なマンションよりかは規模感、複合開発など魅力は大きいですがタワー棟と比べると劣る部分も多いため今時点では少々厳しめの総評となってしまいます。

動画もご覧ください!

■ブリリア聖蹟桜ヶ丘ブルーミングテラス モデルルーム見学後のファーストインプレッション

チャンネル登録もよろしくお願いいたします!!

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