今回ご紹介するのはプラウド川崎矢向です!
[物件概要]先着順
売主:野村不動産
施工:長谷工コーポレーション
価格:5398万円~7798万円
専有面積:60.23㎡~83.16㎡
総戸数: 140戸
規模:5階建て
交通:JR南武線「矢向」駅徒歩12分 JR南武線「川崎」駅から川崎市営バス「川崎駅西口」行きバス約15分、戸手小学校前バス停下車徒歩3分
所在地: 神奈川県川崎市幸区古川町
竣工予定:2026年1月中旬
引き渡し予定:2026年3月下旬
駐車場:55台(機械式駐車場54台、身障者優先平置1台)※他、カーシェアスペース1台あり 月額13500円~23000円
駐輪場:237台(2段ラック式(上段)40台、スライド式(下段/大型)50台、傾斜ラック式131台、小型平置式16台)月額100円~400円
バイク置場:2台 月額3000円
ミニバイク置場:3台 月額2000円
管理費:月額17430円~23440円(管理運営に関わる費用含む)
修繕積立金:月額8430円~11640円
enecoQシステム料金:月額1584円
スマートマンションサービス利用料:月額363円
共視聴施設使用料:月額275円
地図はこちらです↓
JR南武線の矢向駅から幸区役所方面へ徒歩12分、フラットアプローチで交通量も多くないものの狭い道(歩道がない道)が多かったり矢向駅は西側にしか出入口(改札)がなかったりと徒歩分数以上にストレスを感じやすい道のりとなっています。
ただ、徒歩3分の停留所から路線バスで川崎駅までアクセスできますし、自転車で川崎駅へ向かっても10分ほどですから『日常生活は徒歩よりもバスや自転車が主のほうが楽』という方にとってはむしろ価格含めてバランスが取れていると好印象になりやすいことでしょう。
用途地域は第一種中高層住居専用地域、周辺は住宅、学校、幸区役所が中心となっている駅距離なりに静かに暮らせる住環境です。線路、府中街道、第二京浜から程よく離れています。
また、そのような静かに暮らせる住環境でありながらも2023年にオープンしたライフが徒歩3分(府中街道北側のライフは徒歩6分)、府中街道のオリンピックが徒歩9分など徒歩でも日常の買い物を済ますことができます。
近隣では分譲マンションの供給が盛んで、とくにセントラルエアシティレジデンス(タイミング合わず記事化できていませんが個別相談会ではよく話が出る物件)ができることで街の雰囲気が明るくなりますし、子育てファミリーの検討が主となる中で自分たちと似た家族構成、年齢の人が移り住んでくるという安心感もとっつきやすいですね。(ご地元賃貸からのステップアップがボリュームゾーンではありますが戸数が多いためそうでない方もけっこういることが容易に想像できる)
通学校は古川小学校で徒歩6分、塚越中学校で徒歩11分です。(セントラルエアシティレジデンスは戸手小学校)
エリア柄致し方ないですがハザードマップではがっつりと色がついています。
建設地は北・東・南が接道しており従前が社宅だっただけあり正方形の整った土地形状となっています。
A棟~D棟の4棟構成、主開口部はA棟が西向き、B棟とD棟が南向き、C棟が東向きです。
西側は5階建ての住宅と古川町さくら公園があり北寄り住戸であればいわゆるパークフロントになります。若干北に振られた西向きではありますがこちらも条件良いですね。(A棟ならできる限り北寄りのほうがおすすめ)
南向きのB棟は接道挟んで背の低い建物となるため低層階でも日当たりが良く、上階であれば視界抜けもしてくるなど今作で一番条件が良くなっています。
同じく南向きのD棟は正面がB棟の背中になるため視界抜けはしませんが中庭ビューとなります。
東側は戸建と6階建てのグランシティセントレジデンスがあり、北寄り住戸になるとグランシティセントレジデンスの妻側が被ってきます。(C棟ならできる限り南寄りのほうがおすすめ)
エントランスアプローチは間口が広く緑豊か、同じく横に伸びた大庇と木調の庇が美しいですね。ホール内の一部には国産の天然木が使われており、大窓からは中庭を自然と望めるなどこちらも雰囲気が良いです。
中庭にはプラウドブランドお馴染みとなってきた木造共用棟を設けています。その木造共用棟はコミュニティスペースとしての利用が主となっており、セントラルエアシティレジデンスとの競合を考えるともう少し共用施設が充実していると良かったかな~と思う部分がある一方で、そういったザ・大規模マンションが苦手な方が今作を選ぶわけですから違和感はないでしょう。
外観デザインに関してはバルコニーガラス手摺と縦に伸びた大きなマリオンに加えて背中側の駐車場出入口にはスライドゲートを採用するなど背中側もカッコいいのはプラウドブランドらしくて良いですね。(どんな価格帯であろうと背中側にもこだわってくれることが多いデベロッパーと言えば野村不動産)
価格と間取りの一部を共有いたします!
A4 3LDK 70.81㎡
3階 6598万円 坪単価308万円
5階 6998万円 坪単価326万円
B2 3LDK 71.58㎡
B5 3LDK 72.53㎡
B6 3LDK 72.53㎡
1階 6198万円 坪単価282万円
B7 3LDK 72.53㎡
5階 7428万円 坪単価338万円
B11 4LDK 83.16㎡
B8 3LDK 72.53㎡
3階 6848万円 坪単価312万円
4階 7128万円 坪単価324万円
C1 3LDK 72.21㎡
3階 6598万円 坪単価302万円
C5 2LDK 60.23㎡
1階 5398万円 坪単価296万円
4階 5788万円 坪単価317万円
5階 6878万円 坪単価377万円
C6 3LDK 71.58㎡
4階 6498万円 坪単価300万円
平均坪単価は約315万円です。
今の時代にしては広さを確保してくれており収納面も充実、可動収納や土間プランもあるなど面白みもありますね!
70㎡弱の3LDKがボリュームゾーンのセントラルエアシティレジデンスを検討した際に『もう少し広ければ…』となってしまった方にとっては嬉しいプランニングと言えるでしょう。
ただ、日当たりが良い部屋ばかりなのに連窓サッシになっていないのは惜しいですね…
設備仕様としてはディスポーザー、食洗機、キッチン天板御影石、浴室ダウンライト、手洗いカウンター&ローシルエットトイレ、玄関電池錠、可動式ルーバー面格子などさすがのプラウドと言ったレベルに仕上げています。
今の時代の坪単価300万円ちょっとの新築マンションとしては十分すぎるでしょう。ただ、直床である点は意外でした…(プラウドブランドは長谷工施工でも二重床にすることが多い)
周辺相場を確認しましょう!
■ザ・パークハウス川崎矢向
2012年築 矢向駅徒歩10分
新築時の坪単価約190万円
現在の坪単価約260万円
動き一例
約66㎡
新築時3400万円台
中古時5100万円台
■クレストプライムレジデンスプロムナード七番街
2021年築 矢向駅徒歩8分
新築時の坪単価約255万円
現在の坪単価約280万円
動き一例
約65㎡
新築時5000万円台
中古時5800万円台
約70㎡
新築時4900万円台
中古時5400万円台
■セントラルエアシティレジデンスⅠ
2025年築 矢向駅徒歩8分
新築時の坪単価約305万円
直近売り出し事例なし
■セントラルエアシティレジデンスⅡ
2026年2月竣工予定
新築時の坪単価約320万円
新築販売中
上記相場からプラウド川崎矢向が今時点で築10年だった場合の価値を算出すると
B8 3LDK 72.53㎡ 3階 6848万円 → 5780万円(築10年と想定)
となります。
あくまで今の相場での算出のため参考までにお願いいたします。
駐車場は屋外で身障者優先の平置きを除き機械式、設置率は約40%です。
駐輪場も屋外で設置率は約170%です。
管理費は㎡単価月額285円前後(第三者管理委託費用1650円を含む)、セントラルエアシティレジデンスと比べるとスケールメリット負けしていますが単体で見れば違和感はないでしょう。エレベーターは総戸数なりの2基です。
周辺分譲マンションの維持費を確認しましょう!
■ザ・パークハウス川崎矢向 総戸数68戸 管理費㎡単価月額約174円
■クレストプライムレジデンスプロムナード七番街 総戸数680戸 管理費㎡単価月額約200円
■セントラルエアシティレジデンスⅠ 総戸数214戸 管理費㎡単価月額約230円
【住むレーション】
[路線バス]
戸手小学校前 7:47発
幸高校前 7:48着
正教寺前 7:49着
神明町平安会館さいわい前 7:50着
幸警察署前 7:51着
南幸町二丁目 7:53着
川崎駅西口 7:57着
[南武線]
矢向 7:52発
尻手 7:53着
川崎 7:56着
矢向 7:34発
鹿島田 7:36着
平間 7:38着
向河原 7:40着
武蔵小杉 7:42着
武蔵中原 7:46着
武蔵新城 7:48着
武蔵溝ノ口 7:51着
津田山 7:53着
久地 7:55着
宿河原 7:58着
登戸 8:01着
中野島 8:03着
稲田堤 8:06着
矢野口 8:08着
稲城長沼 8:11着
南多摩 8:14着
府中本町 8:17着
分倍河原 8:19着
西府 8:22着
谷保 8:24着
矢川 8:27着
西国立 8:29着
立川 8:31着
[川崎駅から上野東京ライン]
川崎 8:03発
品川 8:14着
新橋 8:21着
東京 8:25着
川崎 8:01発
横浜 8:09着
首都高の浜川崎と浅田まで5キロ前後と少々距離があり、車での遠出をガンガン楽しみたい方にはあまり合いません。
【総評】
駅からは離れますが静かに暮らせる住環境で日常の買い物施設、小学校、公共施設も近く、そこに総戸数100戸超のプラウドブランドマンションとなれば『駅から離れた価値を感じやすい』ことは確かでしょう。
共働きでお互いが都内通勤となればあまりメリットがない(悪いという意味ではなく京浜東北線や東横線沿いに住んだほうが便利という意味)もののどちらかが川崎市内や横浜市内勤務であれば選びやすいでしょう。
価格に関しても新築マンションとして単体で見れば違和感はありません。
ただ、野村不動産も売主には入ってはいますがセントラルエアシティレジデンスのアシストになってしまいそうではありますよね…
もちろん今作は部屋の広さや設備仕様など優れている部分があり、近しい立地とはいえ商品力としてはまる被りしているわけではないものの…セントラルエアシティレジデンスもスペックが低いというわけではないですし共用空間もより充実していますので…もう少し価格でも勝負してほしかったところではあります。
野村不動産は商品力だけでなく営業力にも定評があるデベロッパーですし、マンションに詳しくない人からしても『プラウド=高級マンション』となりやすく、そういった自信(購入者の満足度という意味でも)があるからこその価格設定とも言えるでしょう。
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